MENU

リスティング広告は少額でも成果が出る?予算から逆算する3ステップを解説

リスティング広告は少額でも成果が出る?

「月3万円でもリスティング広告に意味はあるのか」
「少額だと代理店に相手にされないのでは」

このような悩みをお持ちの方もいるでしょう。

リスティング広告は少額でも出稿できます。ただし成果を判断できるかは、許容CPAから必要な予算を逆算できるかで決まります。

本記事で解説するのは、この「逆算3ステップ」と予算別の試算、少額で成果につなげる運用のポイントです。外注と自社運用の比べ方もあわせて紹介します。

まず自社の準備状況を確かめたい方は、記事末尾のチェックリストからご覧ください。

確かな実績で、事業成長に直結する成果をサポート
広告改善・効率化のコンサル相談してみませんか?
  • AI×専門チームで戦略・制作・運用を一気通貫
  • ROAS270〜600%超の実績で結果にコミット
  • ご要望に応じてインハウス・社内資産化までサポート

\まずは無料でお気軽にどうぞ/

目次

リスティング広告は少額でも始められる?

リスティング広告は少額でも始められる?

結論から言うと、リスティング広告は少額でも始めることが可能です。ただし「出稿できる」ことと「成果を判断できる」ことは、分けて考える必要があります。

出稿はできるが、成果を判断できるかは別

媒体提供元のLINEヤフーも、月3万円・5万円・10万円での配信イメージを公開中です。少額でも、配信そのものは十分に設計できます。

一方で、「少額」に共通の金額定義はありません。本記事では便宜上、月3万〜50万円を少額として扱います。

問題は、その予算で成果の良し悪しを判断できるだけのデータが集まるかどうかです。この点は、次章の逆算で確かめます。

石田 湧大

規模が小さいほど、1件の重みは大きくなります。100件のうちの1件と10件のうちの1件では、外したときのダメージが10倍違います。

媒体費以外にかかる費用

少額ほど、媒体費以外の費用が全体に占める割合は大きくなります。予算を考えるときは、次の費用も含めて見積もりましょう。

【少額リスティング広告の費用の内訳】

区分内容少額での注意点
媒体費クリックごとに発生する広告費CPCはKW・地域・競合状況で変わる
運用費代理店の手数料や定額の運用費媒体費が小さいほど割合が大きい
LP制作・改修費広告の受け皿となるページの費用媒体費より先に必要になることもある
計測設定タグやGA4、CRM連携などの設定計測が崩れると評価ができない
社内工数自社で運用・確認する人件費代理店費が0円でもコストは0にならない

特に見落としやすいのが、社内工数と計測設定です。媒体費だけを見て「月3万円で済む」と考えると、採算の判断を誤ります。

リスティング広告の少額予算を決める逆算3ステップ

リスティング広告の少額予算を決める逆算3ステップ

少額運用で最初に決めるべきなのは、月の予算額ではありません。許容CPA、必要クリック数、必要予算の順に逆算すると、その予算で勝負になるかが見えてきます。

ステップ1 許容CPAを成約単価から決める

許容CPAは、業界の平均値ではなく自社の採算から決めるのが基本です。LINEヤフーは、平均購買単価×粗利率やLTV×粗利率で目標CPAを考える方法を紹介しています。

問い合わせをCVにする場合は、成約率まで考える必要があります。問い合わせ1件の単価が安くても、成約しなければ採算は合いません。

成約単価の計算式
  • 問い合わせが起点:成約単価 = 問い合わせCPA ÷(商談化率 × 成約率)
  • アポ(商談)が起点:成約単価 = アポ単価 ÷ 成約率
  • 比較例A(アポ起点):アポ単価4万円・成約率20% → 成約単価20万円
  • 比較例B(アポ起点):アポ単価7万円・成約率40% → 成約単価17万5,000円

アポ単価が1.75倍でも、成約率が2倍なら成約単価は20万円から17万5,000円へ12.5%下がります。入り口の単価だけで良し悪しを決めないことが、少額運用でも重要です。

石田 湧大

入り口の単価だけでは判断できません。成約までの率を掛け合わせて、1件あたりの成約単価で比較したいですね。

ステップ2 CPCとCVRから必要な予算を出す

許容CPAが決まったら、CPCとCVRから必要な予算を計算します。使うのは、CPA=CPC÷CVRという関係です。

必要予算の計算式
  • 必要クリック数 = 目標CV数 ÷ 想定CVR
  • 必要予算 = 必要クリック数 × 想定CPC
  • 例:CPC100円・CVR1%で10件 → 1,000クリック・10万円

例の数値は、LINEヤフーが予算の決め方を説明するために使っている計算例です。相場や平均値ではない点に注意してください。

自社のCPCは、Googleのキーワードプランナーで対象KW・地域ごとに予測できます。予測と実績がずれることもあるため、配信後に見直しましょう。

ステップ3 判断できるだけのCV数が集まるか確かめる

最後に、その予算で月に何件のCVが見込めるかを確認します。件数が少なすぎると、成果が良いのか悪いのか判断できません。

予測CPAが許容CPAを大きく上回るなら、予算を増やしても採算の問題は解決しません。原因に応じて、KW・CPC・CVRの前提とLPやオファーを見直すのが先です。

確認する順番は、次のとおりです。

  1. 想定CPCとCVRから、予測CPAを出す
  2. 予測CPAが許容CPAに収まるかを確認する
  3. 月の予算で見込めるCV数を数える
確かな実績で、事業成長に直結する成果をサポート
広告改善・効率化のコンサル相談してみませんか?
  • AI×専門チームで戦略・制作・運用を一気通貫
  • ROAS270〜600%超の実績で結果にコミット
  • ご要望に応じてインハウス・社内資産化までサポート

\まずは無料でお気軽にどうぞ/

リスティング広告を少額で回した場合の試算

リスティング広告を少額で回した場合の試算

ここでは、前章の計算例を月3万〜50万円に当てはめてみます。少額運用で、結果がどれだけぶれやすいかも確認しましょう。

月3万〜50万円の試算表

LINEヤフーの計算例(CPC100円・CVR1%)を、そのまま各予算に置いた試算です。成果の予測ではなく、条件を固定した計算として見てください。

【月間予算別の試算(CPC100円・CVR1%で固定)】

月間媒体費クリック数CV数CPA
3万円3003件1万円
5万円5005件1万円
10万円1,00010件1万円
30万円3,00030件1万円
50万円5,00050件1万円

出典:LINEヤフー for Business「【入門編】リスティング広告とは?」の計算例をもとに試算

実際のCPCは、業界やKWによって大きく変わります。CPCが1,000円なら、月10万円でも100クリックにとどまります。

月3万円ではCV数の小さな差でCPAが大きくぶれる

月3万円・CPA1万円の条件では、月のCVは3件です。このとき、CV数のわずかな増減でCPAは大きく動きます。

CV数ごとのCPAの変化(月3万円)
  • CV2件:3万円÷2件=CPA1万5,000円
  • CV3件:3万円÷3件=CPA1万円
  • CV4件:3万円÷4件=CPA7,500円

CV数が2〜4件の範囲で、CPAは7,500〜1万5,000円になります。短期間の数字だけで成功・失敗を決めないようにしましょう。

判断するときは、消化金額やクリック数、CVの累積で見ます。問い合わせの中身や、商談につながったかもあわせて確認します。

リスティング広告を少額で成果につなげる3つのポイント

リスティング広告を少額で成果につなげる3つのポイント

少額運用では、配信範囲を広げて最適化を待つ余裕がありません。無駄なクリックを減らし、少ないCVの質を確かめる設計が成果を左右します。

意図の強いKWに絞り、除外キーワードで無駄を防ぐ

少額で予算を集中させたいのは、購入や問い合わせの意図が強いKWです。意図の強さで分けると、次のように整理できます。

【検索意図別のKWの扱い方】

区分KWの例少額での扱い
依頼・購入サービス名+料金、見積もり、依頼最優先で配信する
比較検討サービス名+おすすめ、比較予算と需要を見て追加する
情報収集〇〇とは、やり方初期配信では後回しにする

意図の弱い検索語句でクリックされると、少ない予算はすぐに消えてしまうでしょう。Googleの除外キーワードを使えば、特定の語句での表示を防げます。

ただし絞りすぎると、検索ボリュームが少ないため広告が表示されないこともあります。配信後は検索語句を確認し、範囲を少しずつ調整しましょう。

広告文とLPの訴求を検索意図にそろえる

Googleの広告ランクは、入札単価だけでなく広告とLPの品質も踏まえて決まります。検索語句・広告文・LPの訴求をそろえることが基本です。

LPのファーストビューでは、検索したサービスがあることと、料金や対象地域が伝わるかを確認します。トップページに一律で送るより、検索意図に合うページを用意しましょう。

広告文で価格や対象条件を伝え、合わない人のクリックをあえて減らすのも一つの考え方です。CTRが下がっても、成約の割合が上がれば採算は改善します。

石田 湧大

申込フォームに「興味のない方はご遠慮ください」と入れたら、無断キャンセルがほぼゼロになりました。合わない人を先に帰すのも設計のうちです。

CVを問い合わせで止めず、商談・成約まで追う

少額運用ではCVの件数が少ないため、1件の質が評価を大きく変えます。問い合わせ3件のうち1件が対象外なら、実質の件数は2件です。

Googleは、オフラインのCVデータを広告アカウントに取り込む仕組みを用意しています。活用すると、問い合わせ後の商談化・成約まで含めて評価しやすくなります。

最初から連携が難しい場合は、問い合わせごとに商談化と成約の有無を記録するだけでも十分です。ステップ1の成約単価も、この記録から計算できます。

石田 湧大

計測は大きくなってから始めるものではなく、小さいうちに癖をつけておくものです。売上は測っていなくても立ってしまうから怖いんですね。

リスティング広告を少額で外注するか自社運用か

リスティング広告を少額で外注するか自社運用か

少額で代理店に依頼する場合、手数料率だけで比べると判断を誤ります。媒体費・運用費・社内工数を合わせた総コストで比べましょう。

少額ほど運用費の割合が大きくなる

代理店の手数料は、広告費の20%程度といわれる一方で、月額定額制の場合もあります。少額では、定額の運用費が媒体費を上回ることもあります。

媒体費と運用費のバランスの例
  • 媒体費3万円+定額の運用費5万円 → 総額8万円
  • 総額のうち、運用費が6割強を占める
  • 媒体費だけで出したCPAは、実際の獲得コストより低く見える

※上記は費用構造を示すための例であり、特定の会社の料金ではありません。

運用費が高いこと自体が、悪いわけではありません。媒体費だけでCPAを見るか、支援費を含めて見るかを先に決めておくことが大切です。

石田 湧大

うちも1期目に安く受けて、自分が稼働し続けて他に手が回らなくなりました。安い運用費は、工程のどこかを省かないと成り立ちません。

総コストで比べ、依頼先の支援範囲を確かめる

自社運用なら運用費はかかりませんが、担当者の工数が発生します。依頼の形ごとに、総コストの観点で整理すると次のとおりです。

【依頼の形ごとの比較】

区分主な費用向いているケース注意点
代理店に外注媒体費+運用費社内に運用担当がいない少額では運用費の割合が大きい
伴走型の支援媒体費+支援費将来は自社で運用したい社内に担当者を置く必要がある
自社運用媒体費+社内工数小さく検証を回したい設定や計測の知識が必要

依頼先を選ぶときは、手数料率より支援範囲を確かめます。確認しておきたいのは、次の3点です。

  1. 最低出稿額や契約期間の条件
  2. LP改善や計測設定まで支援範囲に含まれるか
  3. 問い合わせ数だけでなく、成約データで評価できるか

最低出稿額や契約条件は、依頼先ごとに異なります。少額だからと諦めず、まずは候補先に条件を問い合わせてみましょう。

BRANCOは、広告運用からLP制作、データ分析までを一貫して支援しています。ご予算に応じた運用の検討が可能なので、まずはお気軽にご相談ください。

▶ BRANCOの支援内容を見る

まとめ:リスティング広告の少額運用は逆算で判断する

まとめ:リスティング広告の少額運用は逆算で判断する

リスティング広告は、少額でも出稿が可能です。成果を判断できるかは、次の逆算3ステップで確かめましょう。

  1. 許容CPAを成約単価から決める
  2. CPCとCVRから必要な予算を出す
  3. 判断できるだけのCV数が集まるか確かめる

少額運用では、CV数のわずかな差で数字が大きくぶれます。KWを絞り、LPと計測を整えたうえで、累積のデータで判断することが大切です。

【少額リスティング広告の開始前チェックリスト】

□ 許容CPAを、成約率まで含めて決めている

□ キーワードプランナーで対象KWのCPCを確認した

□ 月の予算で見込めるCV数を計算した

□ 意図の強いKWと除外キーワードを決めた

□ LPのファーストビューが検索意図に合っている

□ 問い合わせ後の商談化・成約を記録できる

まずはこのチェックリストで、自社の準備状況を確かめてみてください。

▶ 無料相談はこちら

確かな実績で、事業成長に直結する成果をサポート
広告改善・効率化のコンサル相談してみませんか?
  • AI×専門チームで戦略・制作・運用を一気通貫
  • ROAS270〜600%超の実績で結果にコミット
  • ご要望に応じてインハウス・社内資産化までサポート

\まずは無料でお気軽にどうぞ/

▼参考文献

少額予算でも失敗しない広告運用のポイントとは?|LINEヤフー for Business

【入門編】リスティング広告とは?仕組みや出稿・運用方法を初心者向けに解説|LINEヤフー for Business

リスティング広告の費用相場と課金方式|LINEヤフー for Business

LTV(ライフタイムバリュー)とは? 重要な理由と計算式を紹介|LINEヤフー for Business

キーワード プランナーの予測について|Google 広告 ヘルプ

除外キーワードについて|Google 広告 ヘルプ

検索ボリュームが少ない: 定義|Google 広告 ヘルプ

広告ランク: 定義|Google 広告 ヘルプ

オフライン インポートをアップグレードする方法|Google 広告 ヘルプ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次